2010.07.06 Tuesday
知ったかぶりの怪
全米が泣いた!
ケーキ屋さんと祖母のいちごのショートケーキエピソードの裏舞台では、とんでもない悲しくもおかしいとり天姉妹がおりました。
やっちまったなぁ〜`,、('∀`;) の回想録。
あの日、祖母が息を引き取り、とり天姉妹は大人になってからはじめて、身内のお葬式を体験することになる。
深夜1時に続々と親兄弟、私と姉とり天、そしていとこ兄弟の孫4人もみんなで集まって祖母の死を悲しんでいました。
午前3時には葬儀の準備がはじまりました。
続々とお葬儀屋さんからいろんなアイテムが届き、祖母も綺麗な着物を着せていただいて、お化粧は私と姉とり天でいたしましたのよ。
おばあちゃま、色白でとっても綺麗。 三途の川を渡ったらおじいちゃまが迎えにきてるから、くちべにはちょっと赤いのをつけたりしました。
悲しいんだけど、私と姉とり天は
「まゆげどーする?」とか、「描きすぎや!」とか、
ほのぼのやりとりをしながら、いつまでも祖母のそばからはなれたくなくて、なんやかやと着物をなおしたりしていました。
ふと、ドライアイスと大きく書かれた箱が届きました。
はじめてお葬式の準備を手伝う私は、そのドライアイスを見て、姉とり天に
とり天「ねえねえ・・・おねえちゃん。。。ドライアイスだよ。」
姉とり天「ほんとだ・・・」
ここで私たちの考えていることが一致するもんで、
とり天「いまどきって、、しゃれてるんだね。。雲の上に乗ってるような演出するんやろか・・・」
姉とり天「だれがお湯かける?」
とり天「私がかけちゃっていいよ。座敷が雲みたいになるんだー、、、すげーー」
姉とり天「すげー、、おばあちゃま喜ぶね。」
という小声で会話をしていると、お葬儀屋さんが祖母の布団の下にドライアイスを敷きはじめた・・・
私たち姉妹は心の中で「Σ(゚Д゚;)・・」 こんなんなってたのを押し殺し、、肩をふるわせた。
着々と準備も整ってきて、もう朝になってきたので、このあとどうするんだろうな。。
一度着替えたりしなくちゃなんないよなぁ。。
とおもいつつ、ひとつ年下の従兄弟に
とり天「ねえねえ、このあとどうすんだろ。」
って聞いたら、
従兄弟が「このあとは、まくらぎがくるだけだってさ。だから一回帰ってもいんぢゃない?」
という。
とり天「は? まくらぎ?」
従兄弟「うむ。」
とり天「まくらぎがくるだけ、、そっか。了解。なら、、一度かえるね。」
あたまの中はもう「枕木」でいっぱい。。
うちには亡くなると頭の下には枕木を敷くのか。。と、こんなときは知ったかぶってしまうものだ。みんなも経験あるでしょー( ;∀;)
まして従兄弟より年上の私はこんなときこそ動じることはご法度だ。
姉とり天もどーするって??って聞いてきたので、私は真顔で
とり天「あとは枕木がくるだけだって。だからおねーちゃんも一度帰ってきがえてこよう。」
私にはこの時点でちょっと期待があった。
姉だからまちがってたらおしえてくれるはず
だがしかし!
姉とり天「そうなんだ。枕木ね。了解。なら一度かえろう」
と真顔で言うからもう 枕木カンペキ
とりあえずみんな解散してそれぞれ準備に帰った。
昼近くになって、通夜のためにまたみんな集まってきた。
従兄弟ふくめて私たちはくちをそろえて、「おばあちゃまの枕、あれ、枕木?」
「ぢゃないよねえ・・」「なんか巻いてんぢゃね?」と、みんな否定はしたくなくてあれやこれや考える。
それとなく私は母に「ねえねえ、枕木どこ( ゚Д゚)?」
母「はっ?なに?」
とり天「だから枕木はどこ敷いてんの?」
母「え? なに???」
とり天「だから枕木!!!」
そして枕経(まくらぎょう)のことを知る。
従兄弟の聞き間違いからはじまった知ったかぶりの怪。
人生は経験だ。
出棺の前に、棺に打つ釘をみんなで順番に石で打ちます。
そのとき、当時4歳の長男が
「カトリおばあちゃんが天国で出られなくなるからみんなやめてーーー。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン」と泣き出して、またみんなが涙します。
出棺のとき、、霊柩車をお見送り。
クラクションが鳴り響くと同時に、当時2歳半の次男ゆうだいが、、私にだっこされて肩に涙をぼとぼと落としてすすり泣きをはじめました。。
2歳半でも、、、わかるんだね(;Д;)(;Д;)(;Д;)(;Д;)。。
みんなそんな様子を見てまた涙したときに次男が一言。。
「あのかっこいい車にぼくものりたかったー。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン」
「かっこいい!かっこいいいいい。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン」
金のお屋根のついた霊柩車。。
おばあちゃん( ´∀`)
天国で見守っててね( ´∀`)
庭に、おばあちゃんが何年か前に植えたあじさいがあります。
ずっと咲かなかったのにひとつだけ!
その日、白い紫陽花が咲きました。
10月2日のことでした。
ケーキ屋さんと祖母のいちごのショートケーキエピソードの裏舞台では、とんでもない悲しくもおかしいとり天姉妹がおりました。
やっちまったなぁ〜`,、('∀`;) の回想録。
あの日、祖母が息を引き取り、とり天姉妹は大人になってからはじめて、身内のお葬式を体験することになる。
深夜1時に続々と親兄弟、私と姉とり天、そしていとこ兄弟の孫4人もみんなで集まって祖母の死を悲しんでいました。
午前3時には葬儀の準備がはじまりました。
続々とお葬儀屋さんからいろんなアイテムが届き、祖母も綺麗な着物を着せていただいて、お化粧は私と姉とり天でいたしましたのよ。
おばあちゃま、色白でとっても綺麗。 三途の川を渡ったらおじいちゃまが迎えにきてるから、くちべにはちょっと赤いのをつけたりしました。
悲しいんだけど、私と姉とり天は
「まゆげどーする?」とか、「描きすぎや!」とか、
ほのぼのやりとりをしながら、いつまでも祖母のそばからはなれたくなくて、なんやかやと着物をなおしたりしていました。
ふと、ドライアイスと大きく書かれた箱が届きました。
はじめてお葬式の準備を手伝う私は、そのドライアイスを見て、姉とり天に
とり天「ねえねえ・・・おねえちゃん。。。ドライアイスだよ。」
姉とり天「ほんとだ・・・」
ここで私たちの考えていることが一致するもんで、
とり天「いまどきって、、しゃれてるんだね。。雲の上に乗ってるような演出するんやろか・・・」
姉とり天「だれがお湯かける?」
とり天「私がかけちゃっていいよ。座敷が雲みたいになるんだー、、、すげーー」
姉とり天「すげー、、おばあちゃま喜ぶね。」
という小声で会話をしていると、お葬儀屋さんが祖母の布団の下にドライアイスを敷きはじめた・・・
私たち姉妹は心の中で「Σ(゚Д゚;)・・」 こんなんなってたのを押し殺し、、肩をふるわせた。
着々と準備も整ってきて、もう朝になってきたので、このあとどうするんだろうな。。
一度着替えたりしなくちゃなんないよなぁ。。
とおもいつつ、ひとつ年下の従兄弟に
とり天「ねえねえ、このあとどうすんだろ。」
って聞いたら、
従兄弟が「このあとは、まくらぎがくるだけだってさ。だから一回帰ってもいんぢゃない?」
という。
とり天「は? まくらぎ?」
従兄弟「うむ。」
とり天「まくらぎがくるだけ、、そっか。了解。なら、、一度かえるね。」
あたまの中はもう「枕木」でいっぱい。。
うちには亡くなると頭の下には枕木を敷くのか。。と、こんなときは知ったかぶってしまうものだ。みんなも経験あるでしょー( ;∀;)
まして従兄弟より年上の私はこんなときこそ動じることはご法度だ。
姉とり天もどーするって??って聞いてきたので、私は真顔で
とり天「あとは枕木がくるだけだって。だからおねーちゃんも一度帰ってきがえてこよう。」
私にはこの時点でちょっと期待があった。
姉だからまちがってたらおしえてくれるはず
だがしかし!
姉とり天「そうなんだ。枕木ね。了解。なら一度かえろう」
と真顔で言うからもう 枕木カンペキ
とりあえずみんな解散してそれぞれ準備に帰った。
昼近くになって、通夜のためにまたみんな集まってきた。
従兄弟ふくめて私たちはくちをそろえて、「おばあちゃまの枕、あれ、枕木?」
「ぢゃないよねえ・・」「なんか巻いてんぢゃね?」と、みんな否定はしたくなくてあれやこれや考える。
それとなく私は母に「ねえねえ、枕木どこ( ゚Д゚)?」
母「はっ?なに?」
とり天「だから枕木はどこ敷いてんの?」
母「え? なに???」
とり天「だから枕木!!!」
そして枕経(まくらぎょう)のことを知る。
従兄弟の聞き間違いからはじまった知ったかぶりの怪。
人生は経験だ。
出棺の前に、棺に打つ釘をみんなで順番に石で打ちます。
そのとき、当時4歳の長男が
「カトリおばあちゃんが天国で出られなくなるからみんなやめてーーー。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン」と泣き出して、またみんなが涙します。
出棺のとき、、霊柩車をお見送り。
クラクションが鳴り響くと同時に、当時2歳半の次男ゆうだいが、、私にだっこされて肩に涙をぼとぼと落としてすすり泣きをはじめました。。
2歳半でも、、、わかるんだね(;Д;)(;Д;)(;Д;)(;Д;)。。
みんなそんな様子を見てまた涙したときに次男が一言。。
「あのかっこいい車にぼくものりたかったー。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン」
「かっこいい!かっこいいいいい。゚ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。ウァァァン」
金のお屋根のついた霊柩車。。
おばあちゃん( ´∀`)
天国で見守っててね( ´∀`)
庭に、おばあちゃんが何年か前に植えたあじさいがあります。
ずっと咲かなかったのにひとつだけ!
その日、白い紫陽花が咲きました。
10月2日のことでした。